就活情報サイトを運営するSynergy Career(大阪市)は8月26日、2026〜27年卒の学生200人を対象に「大手子会社に関する調査」を実施した。その結果、約4人に1人が親会社より大手子会社への就職を志望していることが分かった。
大手企業の親会社と子会社のどちらに入社したいかを聞いたところ、「親会社」と答えた学生は73.5%と多数派を占めた。その一方で、「子会社」と回答した学生も26.5%に上った。
大手子会社へのポジティブなイメージとして最も多かったのは「安定した働き方ができる」(73人)だった。「中小企業より給与が高い」(61人)、「ネームバリューがある」(59人)、「親会社と同等の福利厚生」(55人)が続いた。
一方でネガティブなイメージとしては、「親会社の影響を強く受ける」(68人)、「親会社と比べると給与が少ない」「親会社との格差がありそう」(いずれも62人)、「親会社と比べると地味」(45人)などが挙がった。
「子会社から親会社に行く方法」として最も多かったのは「成果を出す」(73人)で、努力によってキャリアアップできると考える学生が多い傾向が見られた。一方で、「親会社にはいけない」と回答した学生も35人いた。
自由記述では、大手子会社について「給与、人事面での格差を感じる」「大手に守られている感じがあるので安心感はある」「親会社に比べて就職難易度は低いイメージがある」といった意見が寄せられた。
本調査は8月22〜25日、2026〜27年卒で就職活動中または終了した学生200人を対象に、インターネットで実施した。なお大手子会社とは、大手企業が50%以上の株式を保有している子会社を指す。
中小企業は“踏み台”なのか? 育てた若手が大手に転職、経営者が立ち返るべき原点は
就活生の9割、「出社+リモート」で志望度上がる 理想の出社頻度は?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング