この日の報道公開では、全身にモーションキャプチャー用のマーカー68個を付けた社員ランナーが実験走路をランニング。その両脇を複数台のカメラで追跡し、瞬時に動作解析データがモニターに映し出される様子が紹介された。ランナーの走り方やピッチ(歩数)、ストライド(歩幅)、腕の振り方、重心移動の特徴や癖などが解析できるのだという。
今回の世界陸上では、研究所の最新技術を取り入れたランニングシューズを選手に提供する。既存のランニングシューズをアップデートし、さらなる軽量化やクッション性の向上などを実現した。その上で「(選手は)ケガに対して非常にシビアなので、(ランニング時の)安定性にも配慮した」(竹村所長)という。
シューズは、ストライドをより伸ばし、少ない歩数でゴールできる「ストライド型ランナー用」、ピッチを調整しながらストライドが伸ばせる「ピッチ型ランナー用」のほか、片足分の重量がわずか129グラムの超軽量タイプの3種類を用意。「アスリートに最大限のパフォーマンスを発揮してもらいたい」(竹村所長)と期待している。
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