こうした状況に、区や駅周辺の開発事業者も対策を講じた。
今年7月には、開発事業者が区からの要請で駅東口にポールを設置し、路面の矢印でも対向する利用者の動線を明確に区分。さらに、可能な限りピークの駅利用を控えるようポスターなどで呼びかけを始めた。
区はこうした対策は一定の効果があったとする。だが、以降も「少し緩和されたが大きくは改善していない」などとする意見も寄せられているという。
拡張工事が終わるのは11年3月末の予定。それまで、新たな階段やエスカレーターが設置される見込みはないといい、区の担当者は「ポールの設置方法をさらに工夫するなど、今後も状況を精査した上で改善策を講じていく」としている。(桑波田仰太)
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