アサヒグループホールディングス(HD)はサイバー攻撃に端を発したシステム障害の影響で、ビールや飲料の生産を一時停止していたが、2日に国内ビール工場が操業を始めるなど、多くの工場で生産を再開している。ただ、全面復旧のメドは立っておらず、新商品の発売を延期するなど影響は広がっている。
アサヒビールの6工場は2日に生産を再開した。ただ、対象製品は主力ビール「スーパードライ」のみで、1日に応急措置として電話などで受注し、手作業で処理した分について生産して順次出荷している。
アサヒ飲料やアサヒグループ食品は1日から順次、商品や数量を絞って受注し、製造を再開している。
システム障害の影響は生産にとどまらない。1日に予定していたビールの新商品の発表に加え、炭酸飲料やタブレット菓子など計12の新商品について10月の発売を延期した。
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