マクドナルドが紙ストロー廃止 新導入フタは3年以上かけ開発

» 2025年10月27日 20時32分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 日本マクドナルドは27日、冷たい飲み物用の紙カップに使用するフタを「ストローなしで飲めるフタ」に変更する、と発表した。11月19日から全国の約3000店舗を対象に順次導入する予定。

photo 新導入されるストローなしで飲めるフタ「ストローレスリッド」(同社ホームページより引用)

 同社では、2022年より容器包装類などの見直しを進めている。今回導入する、ストローなしで飲めるフタ「ストローレスリッド」は、3年以上をかけて開発した。

 ストローなしでゴクゴク飲める飲みやすさがあり、簡単に飲み口が開く一方、テイクアウトやデリバリー時に不用意に開いて漏れを生じさせないのが特長。デリバリー時の振動による炭酸ガスの内圧で炭酸飲料が噴き出しにくいデザインにした。素材にはリサイクルPETを100%使用している。

 一部の商品はストローでの提供を継続するという。ハッピーセットは曲がるストローで、マックフィズ、マックフロートはスプーンストローで提供する。

 同社の担当者は産経新聞の取材に「紙ストロー導入以降も、お客様の利便性と環境負荷の低減を両立できるよりよい方法を模索している中で、今回環境負荷の低いリサイクルペット100%素材で実現できたため、ストロー無しで飲めるフタを導入することになった」としている。

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