「仕事への熱意や意欲はないものの、必要最低限の業務はこなす」状態を指す「静かな退職」。アデコの調査によると、就業者の67.7%が「自分も当てはまる」(非常に+どちらかといえば)と回答しており、約7割がこの状態にあることが分かった。
世代別に見ると、「仕事への熱意や意欲はないが、必要最低限の業務はこなしている」状態だと回答した割合は若年層ほど高くなり、Z世代(18〜28歳)では71.4%が「静かな退職」状態にあった。
現在の勤務先で「静かな退職」状態にある就業者に、「仕事への熱意や意欲を持てない理由」を聞いた。最も多かったのは「給与・報酬が低い」(35.2%)。以下「仕事にやりがいを感じられない」(20.3%)、「正当な評価を受けられていない」(9.4%)、「ワークライフバランスが悪い」(8.5%)が続いた。
現在の勤務先で「静かな退職」状態にある就業者に、退職・転職に対する考えを質問した。29.3%が「退職したいが、転職活動はしていない」、51.3%が「当面の間、退職することは考えていない」と回答。この結果、「静かな退職」状態にある就業者の80.5%が、現在の勤務先で仕事を続ける考えであることが分かった。
7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「辞めたけど良い会社」 ランキング ワースト30社の特徴は?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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