スイカは水分補給だけでなく、血管の病気の予防も期待できる?(1/2 ページ)
「暑いのでスイカを食べたい」という人もいるのでは。スイカには体に良い影響を与えてくれる成分が豊富に含まれているそうですが、食べることでどのような効果が期待できるのでしょうか?
7月27日はスイカの日。由来は、スイカの生産グループがスイカの縞模様を綱に見立て、27を「つ(2)な(7)」と読む語呂合わせで制定したと言われています。
スイカの英名は「watermelon」ですが、その名の通り、スイカの果肉の成分の約95%が水分で、このうち4〜6%が糖分です。
スイカには水分だけでなく、リコピン、カリウム、シトルリン、βカロテンなど、私たちの体に良い影響を与えてくれる成分が豊富に含まれています。スイカを食べることでどのような効果が期待できるのでしょうか?
カリウムやシトルリンの効果
果皮や果肉には、シトルリンというアミノ酸が、果肉や種子にはミネラルの1つカリウムが含まれています。これらはともに利尿作用があり、利尿によりむくみをとる効果があるとされています。
カリウムは体内の余分なナトリウムの排出や高血圧予防に関わっていると言われています。また、以前にMYCODEトピックスでご紹介しましたが、カリウムを多くとっている人は少ない人よりも脳卒中になる可能性が低くなるという研究結果が報告されています。
ラットでスイカの効果を実証
赤肉スイカの色素に含まれているリコピンは、抗酸化物質の1で、活性酸素による細胞やDNAのダメージを抑える働きがあります。
ラットを用いた研究ですが、スイカの効果を調べた研究があります。米国の研究グループは、ラットにスイカパウダーを与えた時の脂質や炎症、抗酸化能力に対する効果を調べました。
その結果、スイカパウダーを含んだエサを食べたグループは、スイカパウダーを食べていないグループより血中の中性脂肪やコレステロールが低いことが分かりました。
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