キヤノンは8月4日、国内でデジタルカメラ生産の完全自動化を目指し、大分キヤノン(国東市)にロボットなどによる自動生産技術を確立する総合技術棟を建設すると発表した。2018年をめどに技術を確立し、国内4工場に導入する計画だ。
総合技術棟は133億円を投じて来年初めに着工、同年10〜12月に完成を予定。生産技術、製品技術、生産工機など各部門を集結させ、高効率なカメラ生産技術を確立し、生産の国内回帰を進める。自動化でラインから外れる人材は他部門に振り分け、雇用は維持するという。
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