なぜ、あの人は「稼ぐ力」があるのか? 1万分の1の存在になる方法:水曜インタビュー劇場(マネー公演)(1/7 ページ)
「稼ぐ力」というフレーズが注目されているが、どうすればいいのかなあと感じている人も多いのでは。リクルートでフェローとして活躍し、その後中学校の校長を務めた藤原和博さんに“稼ぐ方法”について聞いてきた。
「稼ぐ力」――。このフレーズが注目を浴びそうである。
アベノミクスの新たな成長戦略(日本再興戦略 改訂2015〈素案〉)の中で、この「稼ぐ力」というフレーズが何度も登場しているが、一体どういったものなのか。
素案には、具体的な「稼ぎ方」がいくつか紹介されている。例えば「IoT・ビッグデータ・人工知能時代」。「あらゆるものがインターネットに接続し、サイバー世界が急速に拡大している」ので、このままでは国際競争力に負けてしまう……とかなんとか書いてある。要するに、手をこまぬいていては、諸外国に負けてしまいますよ。いまは絶好のチャンスなので、新しい事業に取り組んでくださいね、といったことを指摘している。
「スピード感ある大胆な挑戦に踏み切るかどうかが勝敗を分ける鍵」などとも書かれているが、現場で働くビジネスパーソンにとっては“自分ごと”として受け止めることは難しい。明日から……いや、今日から「稼ぐ力」を高めるには、どうしたらいいのか。
そんなことを考えていたら、リクルートでフェローとして活躍し、その後中学校の校長を務めた藤原和博氏が、ビジネス・ブレークスルー大学(BBT大学)で「稼ぐ力」について講演することを聞いたので、当日“楽屋”を訪問することに。
「稼ぐ力」がある人にはどのような共通点があるのか。一方「稼ぐ力」が乏しい人たちには、どのような傾向があるのか。また「稼ぐ力」がない人たちは、どのようにすれば「稼ぐ力」を養うことができるのか。そんな話をうかがってきた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。
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