TOTOは2015年7月に、温水洗浄便座「ウォシュレット」の累計出荷台数が4000万台を突破したことを明らかにした。1980年6月に発売を開始してから35年で達成。1000万台を突破するのに18年1カ月を要したが、3000万台から4000万台に達するまで、4年6カ月で達成した。
同社は消費者のニーズにきめ細かく対応してきた。1999年には、水玉状の吐水により少ない水量でたっぷり感のある洗い心地を実現。2012年には、ポンプなどメカニカルな部品を使わず、水と空気の流れの制御だけで水玉吐水を可能にした。
発売当初は家庭での普及が中心だったが、近年はオフィス、ホテル、商業施設なでの採用が増えている。また1986年には米国で発売。以降、欧州、アジア、オセアニアで展開しており、「海外でも着実に広がりをみせている」(TOTO)という。
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