“自然の情報”を計測! PRO TREK「PRW-3500」の実力を試してみた(1/5 ページ)
カシオから新たなPRO TREKシリーズ「PRW-3500」が発売された。新製品は「水回りのアウトドアシーンでも安心して使うことができる仕様」というが、実力のほどはいかに? 福島県の桧原湖に行って、試してみたところ……。
2015年2月、カシオから新たなPRO TREKシリーズ「PRW-3500」が発売された。PRO TREKは1995年に本格アウトドアギアとしてリリースされ、進化を続けてきた腕時計だ。これまでは登山に特化されたモデルだったが、「PRW-3500」は「フィールドを選ばず、多くの人に使ってもらいたい」という思いから、「トリプルセンサーVer.3(方位・気圧&高度・温度を高精度で計測するセンサー)」と「20気圧防水」の2つの機能を初めて同時に搭載させた。このアップデートにより、高い防水性が求められる水回りのアウトドアシーンでも安心して使うことができる仕様となっている。
……という宣伝文句だが、果たして本当に“水回りのアウトドアシーンでも安心して使うことができる”のだろうか。こればかりは、実際に使ってみないことには分からない。
ということで、やって来たのは福島県の裏磐梯に位置する桧原湖(ひばらこ)。東京駅から新幹線と在来線を乗り継いで2時間半、そこからタクシーを30分ほど走らせるとたどり着くアウトドアスポットである。湖岸周が31.5キロメートルという広大な湖であり、夏はバスフィッシングやカヌー、冬はワカサギ釣りを目当てに多くの人でにぎわう。
こちらの桧原湖にて「PRW-3500」を着用しながら、筆者自身どちらも初めてとなる「バスフィッシング」と「カヌーツーリング」を体験する。
関連記事
- この機能って必要? そう感じても「G-SHOCK」が欲しくなる理由
カシオ計算機のG-SHOCKが売れている。パンフレットをみると、さまざまな機能が搭載されているが、スーツを着ているサラリーマンには「これ必要なの?」と思えるようなものばかり。それでも、売れている理由を探っていくと……。 - 今のスマートウオッチは「スマート」じゃない――デジタルだからこそ実現できる針の表現力とは?
GPSハイブリッド電波ソーラー搭載のOCEANUSやG-SHOCK、スマートフォン連携機能を持つEDIFICEなど、高機能アナログクロノグラフをリリースするカシオ。2015シーズンの新作のキーワードは、デジタルで駆動される針が見せる“表情”にあるという。 - カシオの「イスラム教徒向け腕時計」、ヒットの背景に意外な事情
2012年に発売し、2年で4万台以上売れるヒットとなった、カシオのイスラム教徒向け腕時計。他社が追従できない高機能はある製品を応用したからだという。そして、開発のきっかけになった意外な事情とは……。(本文の一部を訂正しています) - 頼れる“航海機器”か? 船乗りのためのG-SHOCK「GULFMASTER」を船乗りが着けてみた
“海の男”を対象にした海洋コンセプトのG-SHOCK「GULFMASTER」。釣りでもダイビングでもなく、船乗り向けと聞いて、真っ先に顔が思い浮かんだのは「船乗り編集者・キャプテン ナガハマ」。そこで今回は、海の男による船乗り向けG-SHOCKのレビューをお送りします!
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.