インタビュー
「どんな人がタイプ?」といった“恋バナ”ができなくなる(かも) 職場のLGBT問題:水曜インタビュー劇場(LGBT公演)(7/7 ページ)
「彼氏いるの? どんな男性がタイプ?」――。日常的に交わされているこうした会話が、数年後NGになるかもしれない。その理由は……。
「総論賛成、各論反対」という人
土肥: LGBTの問題はなんとかしなければいけない。でも隣の席にいるのはちょっと……という「総論賛成、各論反対」という人もいるはず。
村木: 職場でLGBT対応を積極的に行えば、「テレビに出てくるオネエみたいな人が職場に増えるのでは」と不安がる人もいますね。でも、大丈夫。LGBTは昔から存在していますが、増えたという話はありませんので、安心してください。実際、人口の数パーセントなんですから、見えないだけで、もう隣にいるんです。隣の席に座っている人がゲイやレズビアンだとしても、そのことに気づいていないだけなんですよ。
社内でLGBT対応が進むと、ひょっとしたら職場で同性結婚式をする人も出てくるかもしれません。幸せな2人を身近で目にすると、新たな発見があるかもしれません。社会でLGBT対応が進んでも、当事者以外の人の人生には、何ら悪影響はないということです。周囲に幸せな人が増える……というだけなんですから。
(つづく)
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