就職したいと思う企業はどこですか? 大学1、2年生に聞いたところ「地方公務員」(27.7%)を挙げる人が最も多く、次いで「国家公務員」(19.5%)、「日本赤十字社」(12.6%)、「日本郵便」(9.6%)、「みずほ銀行」(8.8%)であることが、リスクモンスターの調査で分かった。
上位20社をみると、公務員が1位(地方公務員)と2位(国家公務員)を独占したほか、銀行業が4社(みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ信託銀行)と最も多い結果に。また、放送業や出版社などのマスコミが4社(日本テレビ、集英社、フジテレビジョン、TBS)ランクインしている点が目立つ一方で、製造業のランクインが6社にとどまった。
公務員と民間企業の志望度を比較すると、公務員への志望が47.2%と半数近くにのぼっており、大学1、2年生時点での公務員に対する人気の高さがうかがえる結果となった。
就職したい業種
就職したい業種を聞いたところ「公的機関・士業」(40.0%)がトップ。次いで「金融・法人向けサービス」(22.7%)、「メディア」(20.0%)、「エンタメ・レジャー」(19.2%)、「生活用品・サービス」(17.0%)と続いた。男性の「金融・法人向けサービス」の志望が低い以外は、学年別、男女別にそれぞれで概ね同様の結果となった。
逆に、就職したくない業種を聞いたところ「金融・法人向けサービス」(13.4%)がトップ。次いで「自動車・重機械」(11.8%)、「小売・外食」(10.4%)、「運輸・物流」(7.7%)、「電機・精密」(7.4%)と続いた。「自動車・重機械」「小売・外食」は、就職したい業種ランキングで下位であり、就職したくないランキングでは上位である点から、就職先として敬遠されがちな業種となっていることがうかがえた。「『金融・法人向けサービス』は、いずれのランキングにおいても上位にランクインし、学生にとって意見が二分化されている業種であると考えられる」(リスクモンスター)
インターネットを使った調査で、大学1、2年生の男女365人が回答した。調査期間は7月24日から8月31日まで。
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