部下の管理は「ゴルフ」に例えると、分かりやすい(1/4 ページ)
上司となって部下を持つと、最初のうちは「良い上司になろう」と思うのに、知らず知らずのうちに、部下を無理矢理コントロールしようとしてしまうのはなぜなのか? ゴルフとチームマネジメントを重ね合わせて考えると……。
葛西伸一氏のプロフィール:
大学卒業後、大手エレクトロニクス商社に勤務。その後、IT業界、映像コンテンツ業界と15年間の営業・企画・マネージャー等の経験を経て、 2007年4月に(株)メンター・クラフト設立。 豪州ボンド大学大学院 MBA(経営学修士) エグゼクティブ・コーチ(JIPCC認定) 日本コーチ協会正会員。
パターで100ヤード飛ばそうとはしないのに、なぜ部下に苦手な事を要求してしまうのか? 上司となって部下を持つと、最初のうちは「良い上司になろう」と思うのに、知らず知らずのうちに、部下を無理矢理コントロールしようとしてしまうのはなぜなのか? 部下を本当の意味で理解し、その強みを生かして、チームとして成果を上げるにはどうすればよいのか?
それは、ゴルフとチームマネジメントを重ね合わせて考えると分かりやすい。(ただし、ゴルフをやったことない方や、ゴルフに興味のない方は、全く面白くないかもしれませんので予めお断りしておきます)
さて早速質問です。○か×でお答えください。
質問
(1)ゴルフのドライバーで飛距離を出す秘けつは、渾身の力を込めて、思いっきり振ることである。
(2)パターでも、100ヤードを狙って思い切って打つことがあっても良いと思う。
おそらく、多くの方が1も2も「×」と答えるだろう。もちろん正解である。そこで大事なのは理由である。理由を尋ねたら、皆さんは何と答えるだろうか?
「ドライバーは、チカラを入れればいいってもんじゃないよ」
「ドライバーは、力むほどスライスしたり、フックしたりでまともな方向にいかないよ」「パターで100ヤードを打つやつなんていないよ」
関連記事
- 「尊敬する人物は親です」という答えが損な理由
面接でかつてはよく聞かれた質問に「尊敬する人物は誰ですか?」というものがあります。この質問に対し「親」と答える人が多く、特に新卒学生のように年齢が若くなればなるほど、比率は高い傾向があります。この答えはどう受け取られるのか考えてみましょう。 - なぜ給料が二極化するのか? 年収200万円と800万円の人
景気低迷の影響を受け、給料は下がり続けている――。そんなビジネスパーソンも少なくないだろう。では、今後10年間はどうなのか。リクルートで働き、中学校の校長を務めた藤原和博さんに「10年後の給料」を予測してもらった。 - どうすればいいのか? 年収300万円時代がやって来る
景気低迷などの影響を受け、会社員の給料が下がり続けている。低年収時代に会社員はどのように生きていけばいいのだろうか。この問題について、人事コンサルタントの城繁幸さんとフリーライターの赤木智弘さんが語り合った。 - 大企業の正社員、3割は会社を辞める
東日本大震災の発生以降、「今後どのように働いていけばいいのか」と考えるビジネスパーソンも多いのでは。ポスト大震災の働き方について、人気ブロガーのちきりんさんと人事コンサルタントの城繁幸さんが語り合った。
関連リンク
Copyright (c) INSIGHT NOW! All Rights Reserved.