癒されたい夜、晩酌のお供に……:新連載・高木里代子の「ちょこっとJAZZ」(2/4 ページ)
読者の皆さん、はじめまして。JAZZピアニストの高木里代子です。この連載コラムでは少しでもJAZZの魅力を知ってもらうべく、さまざまなシーンで聴きたくなる曲やアーティストなどをご紹介していきます。
夜の晩酌に、「時間帯」で選ぶJAZZアルバムのススメ
いきなり、酒か……と(笑)。
はい、第1回目からカミングアウトしてしまうのですが、私、大のお酒好きであります。
そんな高木が、今回ご紹介したいのは、JAZZを聴き始めの方にもピッタリで、かつ、JAZZファンの間でも永遠のヒーローとうたわれているピアニスト、ビル・エヴァンスのアルバムです。
エヴァンスにはJAZZの定番とされている作品が数多くありますが、高木的なちょっと違った目線から、「晩酌やお酒を飲む時間帯」ごとに、お薦めアルバムを2枚、そのうちの5曲をご紹介したいと思います。
まずは、もし19時〜21時くらいに聴くなら、「Portrait In Jazz」に収録されている「Someday My Prince Will Come」はいかがでしょう。このジャケットも有名ですね。
もう1つ、「あなたと夜と音楽と」という曲はジャズスタンダードの定番で、高木もよくジャズクラブで演奏しているのですが、数あるエヴァンスのバージョンの中でも、このアルバムの中のアレンジが聴き易いかな。
都会の夜がピッタリ合うこの曲なんかを聴きながら、夜景のきれいなレストランやバー、灯り出した街のネオン、高速道路を行き交う車たちを眺めつつ……。仕事後のまだ少し早い時間帯に、軽くテンション上げつつお酒をあおりたいときなどにはピッタリではないかなと思います。
あ、でも女性を口説くのには、まだちょっと早いかな…っていう時間帯ですので、お気を付けて(笑)。
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