2015年7月27日以前の記事
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癒されたい夜、晩酌のお供に……新連載・高木里代子の「ちょこっとJAZZ」(3/4 ページ)

読者の皆さん、はじめまして。JAZZピアニストの高木里代子です。この連載コラムでは少しでもJAZZの魅力を知ってもらうべく、さまざまなシーンで聴きたくなる曲やアーティストなどをご紹介していきます。

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珠玉のバラードに身を任せて

 そして……。

 少し夜も深まり、22時〜0時くらいに、2軒目か3軒目、もしくは最後に少し立ち寄りたいバーで聴くならこのアルバム、「Waltz for Debby」はどうでしょう。

 タイトル曲の「Waltz for Debby」は、JAZZ好きな方でなくても、誰しも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

「Waltz for Debby」

 そしてこのアルバムは、エヴァンス定番アルバムの中でも代表的であり、特に珠玉のバラードがたくさん収録されている作品でもあるので、この後、家に帰ってホッと一息つきながら、読書をしたり、瞑想にふけったり、そんな、眠りにつくまでの一人の時間を楽しむ夜にもまた、オススメしたい1枚です。

 最適なバラードをいくつかご紹介。

「Some other time」
動画が取得できませんでした
「Detour Ahead」(こちらはエヴァンスの貴重なライブ映像)

 1日の出来事を振り返りながら、読書してみたり、ウイスキーのロックを寝酒にしてみたり――。人それぞれ、眠る前にはさまざまな過ごし方があると思うのですが、そんな“就寝前の時間”に、心とカラダに気持ち良いであろう、本当に美しい珠玉のバラードが、Waltz for Debbyにはたくさん収録されていますね。

 きっとジャズファンの中には、このアルバムを「お墓に持って行きたい」とまで思う方もいるのではないでしょうか。

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