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頭を使わず小粋に楽しめる、ファンキーで“黒いJAZZ”のススメ:高木里代子の「ちょこっとJAZZ」(4/6 ページ)
こんにちは、高木里代子です。今回は小難しいことを考えず、聴くだけで元気になれるようなJAZZの名曲の数々をご紹介したいと思います。
……とまぁ、すぐに脇道にそれたくなる気持ちを抑えつつ。ハード・バップの大定番として絶対ハズせない有名曲や、JAZZ界においても神のような地位を誇るアーティストの有名曲もいくつかご紹介します。
ハード・バップはモダンJAZZの1つのスタイルで、その代表的なミュージシャンの一人がアート・ブレーキ―です。
Art Blakey & the Jazz Messengers「Moanin'」
まさに、頭使わずに気持ちいい! アート・ブレイキー先生。JAZZ界に名を残す数々のプレイヤーを自らのバンドで育て、輩出していった偉大なドラマーであり、バンマスでありました。さすが、JAZZの歴史を作った巨人。音楽の気持ちいい“ツボ”を心得ている、というのはまさにこういうことなんだろうなぁ。
そして、こちらのミュージシャンも外せません。
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Horace Silver「Song For My Father」
ホレス・シルヴァーというピアニストの作る曲のメロディーは、いわゆるJAZZらしい黒っぽさ、泥臭さを感じます。“ブルージー”という言葉がこここまでハマるレジェンドはほかにそういないと言っても過言ではないくらい。
高木としては、上の有名な曲よりも次の曲がオススメ。すごくエロティックな“夜”を感じるサウンドが好き。
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Horace Silver「Senor Blues」
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