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えっ、完売したらいけない? コンビニの物流がスゴくなった理由:コンビニ探偵! 調査報告書(5/5 ページ)
読者のみなさんは、コンビニに商品が入る時間をご存じだろうか。多くは深夜だが、消費期限の短い弁当やおにぎりなどは1日3回に分けて納品される。実は、これにはいくつかの「思い」があったのだ。
コンビニ黎明(れいめい)期は、商品ごとに納品が分かれていた。古い商店街さながら、豆腐は豆腐屋に行かなければ手に入らなかったように。ある商品を仕入れるために個別に取り引きを行っていたので、発注先も納品もバラバラだった。その結果、店舗の前にたくさんのトラックが停車し、大問題を引き起こした。
現在、配送は7系統前後に分けられている。徐々に統合されていった物流拠点は今後もまとめられていくだろう。メーカーや工場などの商品製造と物流拠点が合体していく――なんてことも大いにありうる。
また、ドローンの出現により、物流の概念すら覆す可能性もある。そんな時代のコンビニはどうなるのだろうか。
著者プロフィール・川乃もりや:
元コンビニ本部社員、元コンビニオーナーという異色の経歴を持つ。「タフじゃなければコンビニ経営はできない。優しくなければコンビニを経営する資格がない」を目の当たりにしてきた筆者が次に選んだ道は、他では見られないコンビニの表裏を書くこと。記事を書きながら、コンビニに関するコンサルティングをやっています。「コンビニ手稿」
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