調査リポート
転職コンサルタントに聞く、出世できない人の共通点(1/2 ページ)
管理職候補として採用されながら、その後、出世した人・しなかった人の間にはどのような違いがあるのだろうか。転職コンサルタントに聞いたところ……。エン・ジャパン調べ。
管理職候補として採用されながら、その後、出世した人・しなかった人の間にはどのような違いがあるのだろうか。
転職コンサルタントに、管理職候補として入社したものの、管理職に出世しなかった人はいますか? と聞いたところ「いる」と答えたのは58%であることが、エン・ジャパンの調査で分かった。その理由を聞いたところ「社内風土と合わず、幹部を含めた従業員からの理解が得られなかった。また実務についても高いパフォーマンスを発揮することができなかった」「入社前の評価と入社後の評価にギャップがあったため」といった声が目立った。
出世できなかった人に共通する人柄を聞いたところ「コミュニケーション能力が低い」(59%)を挙げた人が最も多かった。次いで「ストレス耐性が弱い」(49%)、「何かあると人の責任にする」(45%)、「同僚・部下からの信頼が低い」(40%)、「優柔不断である」(26%)と続いた。
また出世できなかった人に共通する仕事の進め方・取り組みを聞いたところ「問題解決能力が低い」(51%)がトップ。以下「現場の仕事の遂行能力が低い」(49%)、「パフォーマンスを出すことができない」(46%)、「仕事を一人で囲い込んでしまう」「自己保身を第一に考える」(いずれも40%)、「判断基準が不明確である」(34%)という結果に。
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