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アディダスを抜いた? なぜ新参者の「アンダーアーマー」が老舗をおびやかすのか消費トレンドから見る企業戦略の読み解き方(2/7 ページ)

ナイキやアディダスといった有名スポーツ用品ブランドの牙城を崩そうとしているのが、創業わずか19年のアンダーアーマーだ。急成長の理由を3つのポイントで分析してみたい。

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“おばあちゃんの家の地下室”からトップメーカーへ

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創業初期のプランクCEO

 アンダーアーマーが創業したのは今からわずか19年前の1996年。もともとメリーランド大学でアメリカンフットボール選手だったケビン・プランク氏(現会長兼CEO、当時25歳)が、祖母の家の地下室で商品開発をスタートしたという一風変わったエピソードを持つ。

 そんな同社がこれほどまでの急成長を遂げられたのはなぜか。大きな要因として挙げられるのは、すでにスポーツ用品市場を席巻していたナイキ、アディダスとの差別性を打ち出し、新しいニーズを開拓できた――という点だ。

 ナイキ、アディダスなどの有名メーカーは当時から、ファッションシンボルとなって一般の人々の人気を集めていた。これに対しアンダーアーマーは、“競技者視点”の機能に特化。つまり一般ユーザーにわき目を振らず、ターゲットを競技者だけに集中させたのだ。

 この方針は、もともとアメフト選手だったプランクCEOの「アスリートにはアスリートにしか理解できないニーズがある。選手の能力を最大限に発揮できるようなウェアを開発したい」という思いに起因する。

 ただし、同社の成長を支えたのは創業者の思いだけではない。

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