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年収2000万円超のサラリーマンは確定申告の義務がある:トクする申告書の書き方(1/6 ページ)
サラリーマンでも年収が2000万円を超えたり、2カ所以上から給与をもらっている場合は、確定申告をしなければなりません。税務署では教えてくれない、確定申告で“トクする”ためのポイントを解説します。
集中連載:トクする申告書の書き方 について
この連載は、ムック『平成28年申告用 あなたの確定申告』(日本実業出版社)から一部抜粋、再編集したものです。
・年収2000万円超の人
・2カ所以上から給与をもらっている人
・副収入がある人
・FX取引でもうけた人
会社員であっても、上記にあてはまる人は確定申告が必要です(他にも確定申告が必要なケース、確定申告したほうがトクな ケースがあります。詳しくは本誌をご覧ください)。
本誌では、確定申告の手順と必要書類のそろえ方や節税のテクニックなど、税務署では教えてくれないトクする申告書の書き方を、記載例付きでくわしく紹介。迷うことなく申告書がスラスラ書ける1冊です。
損得POINT 1:給与収入の場合の所得はこうして計算する
給与収入の場合の所得は、下記の給与所得者の所得金額計算チャートで求めます(簡易給与所得表は本誌巻末でご覧になるか、国税庁のWebサイトよりダウンロードが可能です)。
なお、給与収入の合計額(年収)が660万円未満の人は「簡易給与所得表」で所得を求めます。
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