競合店ができても、ドトールの売り上げがあっさり元に戻るワケ:ノッている会社は、ここまでやっている!(7/7 ページ)
コーヒー業界が熾烈な競争を極めている。喫茶店、ファミリーレストラン、コーヒーチェーン、コンビニ、サードウェーブなど、さまざまな業界が参入しているが、そんな中で堅調な売り上げを伸ばしているコーヒーチェーンがある。ドトールだ。
「ここまでやる」を徹底
こうしたこだわりに多くの人は気づいていないかもしれない。しかし、何も意識されない、というのが、ドトールにとってはベストなのだという。常日頃から当たり前になっていて、そう言われてみれば、確かに心地いいな、という状況が作れたらいい、と。
これこそまさに、熾烈な競争の中で、人々が気づいたらドトールコーヒーショップに戻っている理由かもしれない。そしてこだわりは、ジャーマンドック、ミラノサンド、ミルクレープをはじめとした人気のフードや挽き売りのコーヒーなど、多方面に及ぶ。
徹底した「ここまでやる」が、ドトールコーヒーショップへ人々を引きつけているのだ。
プロフィール:上阪徹(うえさか・とおる)
1966年兵庫県生まれ。1989年早稲田大学商学部卒業後、リクルート・グループなどを経てフリーランスのライターとして独立。最前線のビジネス現場から、トップランナーたちの仕事論を分かりやすく伝えるインタビューを得意とする。雑誌や書籍などで執筆するほか、取材で書き上げるブックライター作品も70冊以上に。取材相手は3000人を超える。
著書に『なぜ気づいたらドトールを選んでしまうのか?』『「胸キュン」で100億円〜恋愛ゲームで世界一。上場企業ボルテージのヒットのマニュアルとは?』『なぜ今ローソンが「とにかく面白い」のか?』『成城石井はなぜ安くないのに選ばれるのか?』『成功者3000人の言葉 人生をひらく99の基本』『職業、ブックライター。』『明日からやる気がでる 星空名言集』など。
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