資生堂は2月3日、大阪府茨木市に化粧品を生産する新工場を建設すると発表した。2018年に着工し、現大阪工場から移転する形で20年から稼働する計画。生産・供給体制の強化を図り、増加する訪日外国人客のニーズに対応する。
総投資額は約400億円。最新のロボット技術を導入するなどして、年間の生産を現在の1.5倍にあたる約1億個に引き上げるという。また、同敷地内に国内外向けの物流機能と商品の保管・出荷機能を持つ拠点「関西統合センター(仮称)」も併設し、店頭に商品が並ぶまでのリードタイムを短くする。現在の大阪工場(大阪市)は新工場の稼働に合わせて閉鎖する予定だとしている。
訪日中国人客による“爆買い”など、増加するグローバル市場のニーズに応えるため、新工場を化粧品生産の基幹工場とし、生産・供給体制を強化したいとしている。
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