92.5%の大学生が内定を獲得――入社後は?
2016年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の92.5%(1月15日現在)が、内定を獲得していることが、アイデムの調査で分かった。
2016年3月卒業予定で、民間企業への就職を希望している大学4年生・大学院2年生の92.5%(1月15日現在)が、内定を獲得していることが、アイデムの調査で分かった。学生1人当たりの内定獲得社数は平均で2.5社、3社以上の内定を手にした学生は35.9%いた。「企業の規模や業界・職種など、自身の希望にかなう満足度の高い就職活動をできた学生が多く、『売り手市場』感が強く出た」(アイデム)
内定承諾書などの書類を提出後に内定を辞退した学生は22.3%。ただ、内定式出席後に辞退した学生は5.2%にとどまった。「大企業志向の学生のほうが他の学生よりも『辞退した』と答えた割合が高い傾向があった。大企業の内定通知を受け、先行して内定通知を受けていた企業の内定を辞退した学生が多かったと予測される」(同社)
「できる限り長く勤めたい」64.5%
内定を獲得している学生に、入社予定企業に入社した後の勤続意向を聞いたところ「できる限り長く勤めたい」が64.5%いた一方で、「いずれは退職し、別の会社で働きたい」が13.7%、「いずれは退職し、独立(起業)したい」が6.9%。転職・独立を視野に入れている学生は2割を超えた。
男女別でみると、男性で「独立したい」と答えたのは12.1%となり、女性の2.3%を大きく上回った。女性では「いずれは退職し、家庭に入りたい」(15.1%)が目立った。
インターネットを使った調査で、2016年3月卒業の大学4年生・大学院2年生639人が回答した。調査期間は1月15日から18日まで。
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