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「ジョージア」ブランドがコーヒーバッグ市場に参入 高齢者など取り込み
日本コカ・コーラは、缶コーヒー「ジョージア」の新商品「ジョージアカフェ コーヒーバッグ」シリーズを発売する。
日本コカ・コーラは3月1日、缶コーヒー「ジョージア」ブランドによる自宅用コーヒーバッグ製品を新たに市場投入する。3月28日から全国で発売する。高齢者など家庭内での需要を拡大していく。
発売するのは、「ジョージアカフェ コーヒーバッグ 豊かなコクの深煎りブレンド」と「同 芳醇な香りのマイルドブレンド」の2製品。1箱6個入りで、メーカー希望小売価格は306円(税別)。
日本のコーヒー飲料メーカーでは、ネスレやUCCなどが以前からコーヒーバッグ製品を販売しており、日本コカ・コーラもこの領域に参入する形となる。同社の他国マーケットでは既にコーヒーバッグを販売しているところもあるが、日本市場では初めてだという。「特にジョージアという巨大ブランドがコーヒーバッグを手掛けるのは他国でも例がない」と、同日に会見した同社 マーケティング&ニュービジネス部門のカリル・ヨウンス副社長は意気込む。
ヨウンス氏によると、コーヒーバッグ製品を提供する狙いの1つが、高齢者層の取り込みだ。ますます日本の高齢化が進む中、早期にこの層を含めた家庭内での飲料商品ニーズを把握し、コーヒーだけでなく、今後ほかの商品カテゴリーにも生かしていきたい考えである。
そのほかにも、家庭向けに950ミリリットルの大容量商品「ジョージアカフェ ボトルコーヒー」を発売する。こちらは「無糖」と「甘さひかえめ」の2種類で、ともに174円(税別)。
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