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キリンビバレッジと業務提携も 自販機ビジネス強化目指すダイドー:自販機のIoTプラットフォーム化
ダイドードリンコは中期経営計画の中で自販機ビジネスモデルの刷新などを打ち出している。キリンビバレッジとの相互販売提携もその一環といえる。
飲料メーカーのダイドードリンコは1月15日、キリンビバレッジと自動販売機における商品の相互販売で業務提携した(関連記事)。今年4月から販売を開始する。主力製品の販路拡大やブランド強化に加えて、同社が中期経営計画で掲げる自販機事業の成長にもつなげたい考えだ。
今回の業務提携の背景には、ダイドードリンコの自販機事業のさらなる強化があると見られる。同日発表した中期経営計画の中で自販機ビジネスモデルの刷新を打ち出しており、2018年までに全国15万台の自販機をIoTプラットフォーム化し、飲料の販売にとどまらずさまざまなサービスや情報を発信していくという。一方で、自販機の調達方法の見直し、使用年数の長期化などによって2020年度までに50億円の固定費削減を目指す。
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