日本経済新聞社が3月8日発表した2015年12月期連結決算は、売上高が前期比1.0%増の3037億円だった一方、営業利益が5.3%減の158億円になるなど、増収減益だった。
新聞広告収入が4期ぶりに減収だったが、電子版が好調に推移し、増収を確保。売り上げ増に伴い原価がかさんだほか、退職給付費用、広告宣伝費が増加し、前期に引き続き減益だった。最終利益は1.1%減の101億円。
連結子会社化したFinancial Timesは、買収完了が期末に近かったため、期末に取得したとみなして損益計算書(P/L)では連結しなかった。
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