東芝は3月18日、2017年4月入社の事務系・技術系の新卒採用を中止すると発表した。「現下の厳しい経営状況を踏まえ、グループ内の人材を最大限活用」するとしている。
通常の新卒採用は取りやめ、一部技能系の若干名のみ採用予定。キャリア採用は100人程度を予定する。
グループ全体では、東芝テック、東芝プラントシステムなど上場会社を中心に引き続き新卒採用とキャリア採用を行うという。
今年4月入社予定の新卒を募った15年度採用計画では、東芝単独で事務系130人、技術系550人、技能系130人の計810人を採用していた。
採用を絞るだけでなく、社内でも大規模な人員対策が進行中。18日時点で計画より約3000人多い1万3820人のリストラを見込んでいる。
関連記事
- 東芝、白物家電を中国企業に売却へ 美的集団と基本合意
東芝は、白物家電事業を中国の美的集団(Midea Group)に売却することで基本合意した。 - 東芝、「白物家電を中国企業に売却」報道にコメント
東芝は、同社が白物家電事業を中国・美的集団に売却する方向で最終調整に入ったと伝えた同日付の一部報道にコメントした。 - 東芝、HDD事業でもリストラ モバイル向け縮小、150人早期退職・再配置
東芝が赤字のHDD事業で構造改革。エンタープライズ向けに集中するとともに、国内人員を削減。 - 東芝、ライフスタイル部門で6800人再配置・早期退職 最終赤字5500億円に
東芝がライフスタイル部門で6800人の合理化。通期の連結最終赤字は5500億円となる見通しだ。 - 東芝、「最大7000人リストラ」報道にコメント
東芝が白物家電やテレビ事業で最大7000人程度の人員を削減する方向で調整に入ったという一部報道についてコメント。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.