自席で食べるのは“普通”? サラリーマンの昼食事情
職場の机で昼食を食べている人はどのくらいいるのだろうか。20〜50代のビジネスパーソンに聞いたところ……。朝日大学マーケティング研究所調べ。
職場の机で昼食を食べている人はどのくらいいるのだろうか。20〜50代のビジネスパーソンに聞いたところ「自分の机で食べている(いつも+食べることが多い+たまに)」は63.9%であることが、朝日大学マーケティング研究所の調査で分かった。
自分の机で昼食を食べる人にその理由を聞いたところ、男性は「仕事以外のことをしながら食べられるから」(39.6%)、「仕事をしながら食べられるから」(36.8%)、女性は「周りもそうしているから」(33.7%)、「独りで食べたいから」(32.7%)と答えた人が目立った。
自分の机で菓子など何かを食べながら(昼食を除く)仕事をすることがある人はどのくらいいるのだろうか。「ある(よく+たまに)」と答えたのは67.0%。自席で昼食を食べたり、菓子などを食べたりすることについて、「抵抗感がある(どちらかというとを含む)」人は26.8%にとどまった。「 自席で何かを食べながら仕事を行う様子は、多くの職場で普通に見られる風景となっている」(朝日大学マーケティング研究所)
自席の昼食、不満は?
自分の席で昼食を食べる際、どんな不満を感じているのだろうか。勤務中に自席で昼食を食べている人に聞いたところ「選ぶメニューが偏っている」(34.0%)と答えた人が最も多く、次いで「栄養バランスが悪い」(27.8%)、「野菜の摂取量が足りない」(26.5%)と続いた。
男女別でみると、男性は「価格を気にして、自由にメニューを選べない」「価格に見合った味や量のメニューが少ない」など価格に関する項目が多く、女性は「飲食などに利用できるお店が少ない、混雑する」「一緒に食べる相手を自由に選べない」「独りで自由に行動できない」などの環境に関する項目が目立った。
インターネットを使った調査で、20〜59歳のビジネスパーソン423人が回答した。調査期間は1月22日から1月27日まで。
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