女性に聞く「残業時間が長い業界、有休消化率が低い業界」(1/2 ページ)
就職・転職のためのリサーチサイトを運営するヴォーカーズは4月5日、「女性版:業界別 残業時間・有給休暇消化率ランキング」を発表した。
就職・転職のためのリサーチサイトを運営するヴォーカーズは4月5日、「女性版:業界別 残業時間・有給休暇消化率ランキング」を発表した。サイトに寄せられた女性社員から8つの評価項目などを集計したところ、残業時間が短い業界は「病院、医療機関」がトップで月間平均21.13時間であることが分かった。次いで「機械関連」(21.68時間)、「銀行、信金」(23.58時間)、「化学、石油、ガラス、セラミック」(24.51時間)、「鉄鋼、非鉄金属」(24.82時間)と続いた。
「病院、医療機関」で働く人からは「結婚をして、出産をしても仕事を続けているスタッフはたくさんいた。敷地内に託児所もある。部署によりけりだが、お子さんの急な体調不良の際などは早退ができたりなど、割と仕事と家庭を両立しやすい職場だと思う」(病院、医療機関)といった声があった。
一方、残業時間が長い業界は「広告代理店、PR、SP、デザイン」がトップで同63.64時間。次いで「コンサルティング、シンクタンク」(57.11時間)、「放送、出版、新聞、映像、音響」(53.75時間)、「インターネット」(51.55時間)、「情報サービス、リサーチ」(44.93時間)という結果に。
「広告代理店、PR、SP、デザイン」で働いている人からは「男性と同様に徹夜を含む長時間労働をいとわず働くことができるならば機会は与えられるが、あくまでアップオアアウト(昇進するか、辞めるか)の世界なので、子どもがいるなど個人の事情はあまり考慮されない」(コンサルティング、シンクタンク)、「会社からしっかり休みを取るようにと、カレンダーを渡される。そこに休みの予定を入力して、貼りだしたりするのでみんなの予定も把握しやすい」(広告代理店、PR、SP)などの意見があった。
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