パルコは4月6日、東京・渋谷の「渋谷パルコ」を8月7日で一時休業すると発表した。宇田川町地区の再開発に伴う建て替えが理由で、2019年秋の開業を目指す。
休業するのは、宇田川町の「パート1」「パート3」計約4万3000平方メートル。
渋谷パルコは1973年に「パート1」の開業でスタートし、若者ファッションの中心地の1つとして親しまれてきた。2015年度のテナント売上高は約153億円。
建て替えは、パルコが開発施工予定者として東京都に提案した宇田川町の再開発計画に伴うもの。計画では、約5380平方メートルの敷地に地上20階(高さ110メートル)・地下3階、延べ約6万5000平方メートルのビルを建設し、店舗や劇場などを含む複合施設になるという。来年3月に着工し、2019年9月の完成を見込む。
渋谷は海外からの来訪者も多く、19年度には東京急行電鉄とJR東日本、東京メトロも地上47階の屋外展望台を目玉にした新ビルを開業する予定。パルコは「次世代グローバルショッピングセンターとして新生渋谷パルコを創造することで、さらに街の活性化に貢献できる」としている。
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