「コンテンツマーケティング」をなめてはいけない(1/3 ページ)
Contents is God! コンテンツマーケティングにおいて、成否のカギを握るのは、当たり前の話だが「コンテンツ」である。では、そのコンテンツは、どう書けばよいのだろうか。
Contents is God! コンテンツマーケティングにおいて、成否のカギを握るのは、当たり前の話だが「コンテンツ」である。では、そのコンテンツは、どう書けばよいのだろうか。時々、筆者のサイト経由で「1本1000円くらいで、月50本ほど書いてもらえませんか?」などという依頼がくる。バカ言っちゃいけないよの世界である。
コンテンツとは関心へのフックである
そもそもコンテンツマーケティングとは何か。この手のバズワードは、みんなが分かったつもりで使っているようでいて、本質は意外に理解されていないものだ。いまコンテンツマーケティングといえば、電博をはじめとしてWeb系の代理店や編集プロダクションが「私たちはこう考えます」的なコメントを各社のサイトにアップしている。
例えば電通は「コンテンツマーケティングとは、有益で説得力のあるコンテンツを制作・配信することによって、ターゲット・オーディエンスを引き寄せ、獲得し、エンゲージメントをつくり出すためのマーケティングおよびビジネス手法を指す。その目的は、収益につながる顧客の行動の促進である」と定義する。また「メディアを借りるのではなく、自前のメディアを持つこと」ともある。要約すれば、自らの媒体(≒オウンドメディア)を中心に情報発信して顧客との良い関係をつくり、収益につながる行動を起こしてもらうこと」と書いている(参照リンク)。
大切なのは「有益で説得力のあるコンテンツ」である。これがあるから、関心を持った潜在顧客が検索して、アクセスしてくれる。そんなものが1本1000円で書けたら、これほど楽なことはない。逆に考えれば、今まで顧客の「関心を引き・興味を持ってもらい・欲しいと思わせる」ために、企業がどれだけのコストをかけてきたかを考えればよい。
関連記事
- あなたは大丈夫? 10〜20年後、人工知能に奪われる仕事100
人工知能によってあなたの仕事が奪われるかもしれない――。このような不安を感じている人も多いのでは。ある調査によると「労働人口の49%が人工知能などによって奪われる」という結果がでたが、この数字をどのように受け止めればいいのか。 - 7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。
関連リンク
Copyright (c) INSIGHT NOW! All Rights Reserved.