2016年度「フォーブス」日本長者番付、初めてランク入りしたのは?:5人のニューフェイス
ビジネス誌「フォーブス」は4月7日、2016年度版の日本長者番付を発表した。首位は2年連続でファーストリテイリングの柳井正会長兼社長だった。そのほかの顔ぶれはいかに。
米ビジネス誌「フォーブス」は4月7日、2016年度版の日本長者番付を発表した。首位はアパレル大手・ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長で、保有資産総額は約1兆8419億円。前年から6690億円減少したものの2連続でトップに立った。
2位はソフトバンクグループの孫正義代表で、資産総額は前年から296億円増の約1兆6837億円だった。約3割の株式を持つ中国の電子商取引大手、アリババによる利益などが影響した。3位はサントリーホールディングスの佐治信忠会長。資産総額は約1兆3221億円と、前年よりも250億円増えた。
今回発表された上位50人の番付の中で最も保有資産の増加率が高かったのは、化粧品・美容関連事業を手掛けるポーラ・オルビスの鈴木郷史CEO(33位、約1243億円)で、前年比69%増だった。
初めてランク入りしたのは、この1年で株価が50%以上も伸びた化粧品メーカー大手・コーセーの小林一俊社長と弟たち(19位、約2373億円)のほか、コスモス薬品の宇野正晃社長(24位、約1751億円)、スーパーマーケット・イズミの山西泰明社長(39位、約1062億円)、クックパッドの佐野陽光取締役(42位、約994億円)、不動産会社・飯田グループホールディングスの飯田和美氏(46位、約926億円)。
円高に加えて、外国企業の買収や海外事業の拡大によって、ランクインした長者の半数は保有資産を増やしたが、株価下落の影響を大きく受けた者もいたため、番付上位50人の保有資産総額は約15兆4810億円と、前年の約15兆9330億円から減少した。
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