ソニーは4月21日、2016年3月期の連結業績予想を見直し、前回予想で3200億円としていた営業利益を2900億円に下方修正すると発表した。
デバイス分野のカメラモジュール事業について、今後の需要見込みの減少を踏まえ、減損判定した結果、長期性資産として計上した金額の全額を回収するに足る将来キャッシュフローが得られないと判断。596億円の減損を計上するため。
売上高見通しは前回予想から2000億円増の8兆1000億円に引き上げる。最終損益は、一部国内子会社で繰延税金資産に対する評価性引当金の戻し入れなどがあり、前回予想から50億円増の1450億円を見込む。
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