ミクシィが5月10日発表した2016年3月期の連結決算は、スマートフォン向けゲーム「モンスターストライク」のヒットが寄与し、売上高が前期比84.9%増の2087億円、営業利益が80.4%増の950億円になるなど、大幅な増収増益だった。ただ、今期は新規開発やプロモーション費用を見込み、減益を予想している。
モンストは4月に世界3500万ユーザーを突破するなど好調で、エンターテインメント事業は売上高91.1%増の1953億円、営業利益は87.5%増の992億円とそれぞれ大きく成長し、利益率は50%超に達している。
SNSや「チケットキャンプ」「みてね」などを含むメディアプラットフォーム事業も売上高が26.0%増の134億円、営業利益が2.3%増の21億円と好調だった。
ただ、今期は売上高は4.4%増の2180億円を見込む一方、営業利益は15.8%減の800億円、最終損益も11.5%減の540億円にとどまると見込む。将来を見据え、新規ゲームの開発や、モンストのアニメ化などに取り組んでいるメディアミックス戦略、各サービスのプロモーションなどに投資する計画だ。
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