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「すんなり頭に入る」 ボカロで覚える参考書、発売1カ月で10万部超え
ボーカロイド曲で勉強ができる参考書「ボカロで覚える」シリーズが発売から1カ月で累計発行部数10万部を超えた。
学研ホールディングスは6月3日、初音ミクなどのボーカロイド曲で勉強ができる参考書「ボカロで覚える」シリーズ(税別1600円)が発売1カ月で累計発行部数が10万部を超えたと発表した。
発売したのは、中学生向けの歴史と理科の参考書。重要項目を歌詞にちりばめた、ボーカロイドによる曲を収録したCDが付属。本の解説と合わせて楽しく学べるとうたう。
歴史では、昨年の紅白歌合戦でも登場した「千本桜」が、「聖徳太子の 十七条の憲法 大化の改新 律令国家」から始まる歌になっているという具合で、オリジナル曲「明治維新ROCK」など全10曲を収録しており、人物を含む各時代の歴史について学べる。
理科も「光合成の歌(植物のからだのつくりとはたらき)」「エレクトリックヒーローズ(電流と磁界)」「厨病理科ボーイ(気象・天気の変化、地質・大地の変化)」など全10曲を収録している。
参考書を購入した中学生からは「こんなの待ってました!」「ボカロ曲ですんなり頭に入ってくるので、普通の教科書で勉強するより100倍楽しい!」といった声が多く寄せられているという。
同シリーズは発売前からネット上で話題となり、発売と同時に重版が決定。Amazonの書籍ランキングでも、中学参考書の「社会」「理科」カテゴリでそれぞれ1位となっている(6月3日時点)。
同社は「苦手な勉強の時間を楽しく学ぶ時間へと転換させる新たな参考書のスタイルとして、参考書売り場に大きなインパクトを与えた」としている。
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