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地方のフードコートでも行列 「いきなり!ステーキ」の快進撃が止まらないワケ:新連載・長浜淳之介のトレンドアンテナ(1/4 ページ)
高級ステーキを安価で提供する「いきなり!ステーキ」は破竹のような勢いで快進撃を続けている。実は最近、ショッピングモールのフードコードでも絶好調らしい……。
著者プロフィール
長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)
兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。共著に『図解ICタグビジネスのすべて』(日本能率協会マネジメントセンター)など。
「いきなり!ステーキ」は、厚切りの高級ステーキを、立ち食いにて半額で提供する、斬新なコンセプトで躍進中の外食チェーンだ。経営は「ペッパーランチ」チェーンで知られるペッパーフードサービス。
2013年12月5日、銀座4丁目に1号店を出店。約20坪、席数30席の狭い店舗ながら、瞬く間に月商は3000万円を超え、長蛇の列をなす繁盛店となった。年商ではなく、月商が3000万円である。全国にその名が轟いた。銀座4丁目店は近隣に店舗が増えた現在も、月商2000万円を叩き出している。
その勢いのまま、2014年には首都圏及び大阪に一挙30店を出店。15年には加速して地方都市にも進出、48店を出店した。今年は地方都市を中心に、40店の出店を予定しており、100店を超えてくる。そんな破竹のような勢いで快進撃を続ける「いきなり!ステーキ」だが、最近はショッピングモールのフードコードでも絶好調だという……。
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