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だからいまも「現役」! 49歳のカズが教えてくれた人生のヒント:赤坂8丁目発 スポーツ246(4/4 ページ)
サッカーJ2横浜FCのFW三浦知良が、自身の持つJ2最年長ゴール記録を49歳3カ月24日に更新した。「スゴすぎる」という言葉しか浮かんでこないが、私たちの知らない世界でカズはどのような努力をしているのだろうか。彼の姿から何か学べることがあるのかもしれない。
限界に挑戦し続ける男
フランスW杯メンバーから落選直後の1998年末もヴェルディ川崎から事実上の解雇通告を受けたこと、それを機にクロアチアのクラブチーム・GNKディナモ・ザグレブでDFゴラン・ユーリッチ(2000年のワンシーズンのみ横浜F・マリノスに在籍したこともある)という選手と出会い、その彼の「サッカーだけに生きるのではなく、サッカーを通じて人生そのものを楽しむ」というライフスタイルに強い感銘を受けたことなどカズはここまでさまざまな人生の分岐点に直面してきた。これらのターニングポイントがあり、自身の糧としてきたからこそ今のカズがある。
どんなに年齢を重ねてもたゆまぬ努力を失うことなく、限界に挑戦し続ける男。やはりカズはどこまでも「キング」だ。とてもすべてをマネすることなどできないが、ほんの少しでもいいから、その生き様を模倣しながら人生を謳歌してみたい。世のビジネスパーソンの方々にとってもカズ流のライフスタイルは、人生のヒントがギッシリと詰まった宝庫ではないだろうか。
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