デカ尻にしたり、脚の骨を折ったり……。世界の美容整形にびっくり:来週話題になるハナシ(2/4 ページ)
美容整形が世界中で広がりつつある。「美容整形」と聞くと、目を二重にしたり、脂肪を吸引したり、鼻を高くしたり――多くの日本人はそのような施術を想像するだろうが、世界はちょっと事情が違う。例えば、インドでは脚の骨をわざと折って……。
ブラジル、デカ尻に仕上げる手術が盛況
米国の次に美容整形が盛んに行われているのは、ブラジルだ。他の国と同様に、豊胸手術や脂肪吸引の人気が高いが、興味深いのはブラジルが得意とする「お尻の整形」だ。大きなお尻がセクシーの条件にもなっているブラジルでは、お尻に脂肪やシリコンなどを入れ、きゅっと上がった形のいいデカ尻に仕上げる手術が盛況だという。
ちょっと日本人には理解しがたいこのマニアックな「ブラジル式ビップアップ手術」だが、最新の技術では痩(や)せたい部分の余分な脂肪を吸引してお尻に入れる、1度で2度おいしい美容整形が可能になっている。この手術はブラジル以外の国でも人気急上昇中だという。
さらに驚くのは、ブラジルでは美容整形の施術に対して税金控除があり、政府がデカ尻をバックアップしていることだ。こうした風潮もあっって、一説にはブラジル人女性がナイスバディなのは、美容整形のおかげなのではないか、と囁(ささや)かれたりしているくらいだ。
インドでは「脚延長術」が人気
一方、ブラジル同様に新興国として注目のインドでは、高度な技術が必要な美容整形が人気になっている。「脚延長術」と言われるものだ。この施術は、脚の骨を意図的に骨折させて身長を引伸ばすというかなり荒技の美容整形である。
インドでは長身だと就職や結婚に有利になるため、高額で時間もかかり相当な痛みが伴うにもかかわらず、脚延長術を行う人が増えている。ところが、施術を望む人は増えているのに、それをできる医者の数が追いついていない状況だという。代わりに経験不足の医者が施術したり、脚延長術に規制がなく問題も起きているようだ。また、世界中から訪れる患者が後を絶たないという。
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