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JT、エチオピアのたばこ最大手に出資 海外事業を強化
日本たばこ産業はアフリカ・エチオピアのたばこ会社、National Tobacco Enterprise Ethiopia(NTE)の株式40%を5億1000万ドル(約540億円)で取得した。
日本たばこ産業(JT)はこのほど、アフリカ・エチオピアのたばこ会社、National Tobacco Enterprise(NTE)の株式40%を5億1000万ドル(約540億円)で取得したと発表した。NTEの主要たばこブランド「Nyala」などの製造・流通体制の強化し、経済成長を続けるアフリカでの販路拡大を狙う。
昨年のエチオピアの紙巻きたばこ市場は約62.5億本(販売本数)で、そのうちNTEが85.6%のシェアを獲得している。また、2011〜15年の実質経済成長率は約10%と、経済成長を続けていることから、同国のたばこ市場が今後も拡大すると見ている。
同社は国内のたばこ需要低迷を受け、昨年9月に米たばこ会社、Reynolds American(レイノルズ・アメリカン)から、たばこブランド「ナチュラル・アメリカン・スピリット」(アメスピ)の事業を買収した他、今年3月にはドミニカ共和国のたばこメーカー、ラ・タバカレラを買収するなど海外事業に力を入れている。
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