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中国のたばこ販売数量、過去20年で初めての減少 ユーロモニター調べ
世界のたばこ消費の45%を占める中国が減少に転じ、世界市場に大きな影響を与える可能性があるのだという――。ユーロモニター調べ。
英調査会社ユーロモニターは6月23日、世界のたばこ市場に関する調査結果を発表した。世界のたばこ消費の45%を占める中国が減少に転じ、世界市場に大きな影響を与える可能性があるのだという。
世界一の人口を持つ中国では男性の喫煙率が52.1%と高く、世界のたばこ市場の中で45%と大部分を占めている。しかし、2014年から2015年にかけて、たばこ販売数量は2.4%減少した。要因は政府による生産調整や健康意識の高まり。過去20年で初めての減少だが、一時的な現象ではなく、2020年に向けてさらに5%減少に向かうと見込まれている。この傾向は世界市場に大きな影響を与える――と分析されている。
世界のたばこ市場は全体的に縮小傾向にあるが、ブルガリアは13.7%、トルコは10.8%それぞれ増加している。また、電子たばこ市場は大きく成長しており、14年には80億ドルと5年間で約8倍に拡大した。20年には10年と比べて約20倍になると同社は予想している。
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