ベネッセホールディングスが8月1日発表した2016年4〜6月期の連結決算は、営業損益が7億1800万円の赤字に転落した(前年同期は6億2300万円の黒字)。
売上高は1.7%減の1056億円。進研ゼミ事業の述べ在籍数が前年同期から10.9%減の702万1000人に落ち込んだ。国内教育カンパニーの販売高は前年同期から4.2%減の514億2300万円にとどまり、同カンパニーの営業赤字は17億4200万円(前年同期は1億6400万円)に悪化した。
介護・保育カンパニーは好調だったが、国内教育カンパニーの不振をカバーできず、最終損益も29億6500万円の赤字だった。
17年3月期通期の予想は修正せず、売上高は4388億円(前期比1.2%減)、営業損益は75億円の黒字(31.0%減)、最終損益はゼロ(前期は12億円の黒字)。
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