東宝は10月17日、2017年2月期通期の業績予想を上方修正し、売上高に当たる営業収入が当初予想から173億円増の2340億円、営業利益は140億円増の470億円へと大幅に増える見通しだと発表した。
主力の映画事業で定番のアニメ作品が好調だった上、7月末に公開した「シン・ゴジラ」のヒットで中間期の業績が当初予想を上回った。さらに8月末公開の「君の名は。」が興行収入150億円を超えるなど、同事業は大幅に伸びる見通し。演劇、不動産の両事業も堅調なことから、大幅に上積みする形で通期見通しを修正する。
「君の名は。」は10月16日(公開52日)時点で興行収入154億円、観客動員1184万人を突破した。
関連記事
- 「ジョジョ」4部が実写映画に 東宝とワーナー初の共同製作
「ジョジョの奇妙な冒険」実写映画化が発表された。 - 「君の名は。」興業収入、邦画アニメ歴代5位に 「風立ちぬ」抜く
映画「君の名は。」の興業収入が「風立ちぬ」の120億円を抜いて歴代5位に。 - 『君の名は。』『聲の形』……岐阜にアニメの「聖地」が続々と生まれている理由
ここ数年、上映されているアニメ映画の舞台をみると「岐阜県」が多い。「そんなの偶然でしょ」と思われたかもしれないが、アニメ業界で岐阜の存在感が増しているのは「必然」なのかもしれない。なぜなら……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.