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味の素、「Blendy」「MAXIM」ブランドなど259億円で買い取り
味の素は、「Blendy」など味の素ゼネラルフーヅが展開している全製品の商標を保有元から買い取った。
味の素は10月31日、グループ企業の味の素ゼネラルフーヅ(AGF)が、オランダの飲料会社Jacobs Douwe Egberts(JDE)から、ライセンスを受けていた「Blendy」など全商標を約259億円で買い取ったと発表した。
買い取ったのは、JDEからライセンスを受けていたBlendyや「MAXIM」「TRIPRESSO」など、AGFがインスタントコーヒーなどに使用しているブランド。
味の素は昨年、AGFについて米Mondelez International(General Foodsを吸収)との合弁を解消し、AGFの全株式を取得して完全子会社化。Mondelezのコーヒー事業を取得したJDEからブランドのライセンス契約を受けて商品を展開していた。
商標を買い取ったことでライセンス面の制約が無くなり、新商品の展開やブランドロゴの活用、他社へのライセンス提供なども柔軟に行えるようになる。味の素グループ全体で自由なブランド展開が可能になる上、ライセンスが終了するリスクも回避できるという。
味の素は「重要ブランドを自社保有とし、収益構造を強化することで、さらなる企業価値の向上を実現する」としている。
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