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楽天と筑波大、AIなど活用したECシステムを共同研究 「楽天市場」への導入目指す
楽天は筑波大学と共同で、IoTやAIなどの最新技術を活用したオンライン店舗システムの研究を開始したと発表した。
楽天は11月4日、筑波大学と共同で、IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)など最新技術を活用したオンライン店舗システムの開発に向け、研究プロジェクトを開始すると発表した。
研究の名称は「次世代購買体験をつくる店舗システムの研究」。開発した店舗システムは、楽天が展開するオンラインショッピングサービス「楽天市場」への導入を目指す。
研究は、(1)実店舗とECとの連動などの「未来の店舗デザイン」、(2)ジェスチャー操作による入力インタフェースなどの「知的商品ディスプレイ」、(3)拡張現実(AR)を活用した購買体験などの「購買体験のエンタテインメント化」──の3項目を予定している。
研究拠点は同大構内に設け、楽天技術研究所の研究員や同大の山中敏正教授(感性科学・デザイン学)らを含む計40人弱で研究を進めるとしている。
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