オンラインゲーム業界で珍事 「カオスサーガ」26時間30分でサービス終了
11月15日昼の12時30分にDMM GAMESでスタートしたMMORPG「カオスサーガ」が、16日の午後3時に「諸事情により」終了を発表した。運営期間はわずか26時間30分だった。
開始からわずか26時間30分でサービス終了――オンラインゲーム業界で珍事が起きた。11月15日午後0時30分にDMM GAMESでオープンしたばかりのMMORPG(同時参加型オンラインRPG)「カオスサーガ」が、16日の午後3時に「諸事情により」終了を発表した。何年にもわたって運営されることも多いオンラインゲームだが、わずか1日程度で終了するのは極めて異例だ。
開発・運営はBRAEVEとLingyu。BRAEVEは日中韓を中心としたメンバーで構成されたパブリッシャーで、「アジアのゲーム力で世界に感動を届ける」をモットーにしている。Lingyuは上海のオンラインゲーム開発企業。
「カオスサーガ」は公開直後から、「3Dモデルがスクウェア・エニックスのMMORPG『ファイナルファンタジーXI』登場キャラクターに酷似している」という指摘がネットで相次ぎ、騒動になっていた。
終了に伴い、同タイトルでユーザーが使ったDMMポイントは順次全額返還するという。
【Update(11月17日)】
11月16日、配信プラットフォームDMM GAMESのトップページに「カオスサーガ」配信停止に関する経緯説明と謝罪が掲載された。
DMM GAMESによると、「カオスサーガ」の提供・運営元であるBRAEVE(ブレイブ)より「同ゲームが他社の権利を侵害している可能性がある」と連絡を受けたという。「権利侵害が事実であれば、コンプライアンスの観点から弊社(DMM GAMES)としても看過できかねる上、弊社の利用規約に違反することにもなる」として、BRAEVEの同意のもと、同プラットフォームにおける「カオスサーガ」の配信を直ちに停止したと説明している。
同ゲームにて使用されたDMMポイントは、返還を済ませているという。
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