2日連続ストップ安のブランジスタ、「神の手」目玉景品“AKB48メンバーに変身する帽子”を発表
ブランジスタ(東証マザーズ)が2日連続寄らずのストップ安に。同社は6月21日に「神の手」の新目玉景品を発表したが、好転はしなかった。
6月21日の株式市場で、ブランジスタ(東証マザーズ)が前日終値5260円から1000円安(-19.01%)の4260円で2日連続ストップ安(値幅制限の下限)に終わった。iPhone/Android向けアプリ「神の手」をリリースし、材料出尽くし感から20日は寄らずのストップ安に。今日は新景品情報が発表されたが投資家は無反応。買い2万6200株に対して売り134万株と大きく売り越した。
「神の手」は、秋元康さんがプロデュースするバーチャルクレーンゲームで、“年間売り上げ1200億円”をうたったことで投資家に知られている。第1弾の景品としてAKB48グループのグッズを用意し、中でもいわゆる“空気の缶詰”である「場空缶」(ばくうかん)が話題を呼んだ。
18日の正式リリース後、ゲームの出来などへの失望感から売りが殺到。21日にはオリジナル景品第4弾のAKB48とのコラボグッズ「マスクヘッズ」が発表されたが、特に材料にはならなかったようだ。
今回発表となったマスクヘッズは、内側に折りたたまれているメッシュマスクにメンバーの顔がプリントされており、メッシュマスクを外側に出してかぶると“AKB48のメンバーに変身できる”帽子なのだという。第8回AKB48選抜総選挙の上位16人のメンバーがグッズ化され、合計1万個が6月中に景品として追加される。
「神の手」のApp Storeランキング(無料App)は21日現在で44位、Google Playでのインストール数は1000〜5000にとどまっている。同社は新景品を発表するニュースリリースで「6月18日の配信開始から順調にダウンロード数を伸ばしており、このたび第4弾企画が決定いたしました。今後も各界の一流スタッフと共に、多彩なオリジナルコンテンツを企画・提供してまいります」とコメントしている。
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