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スズキ、新型ハイブリッド搭載のソリオ発売燃費15%向上

スズキは新開発のハイブリッド(HV)システムを搭載した新型「ソリオ」と「ソリオバンディット」を発売。電動走行が可能になり、現行の「マイルドHV」モデルと比べて燃費を向上させた。

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 スズキは11月29日、新開発のハイブリッド(HV)システムを搭載した小型車「ソリオ」と「ソリオバンディット」を発売したと発表した。モーターを補助的に使用する現行の「マイルドHV」モデルと比べて燃費を向上。電動走行も可能にした。新型モデルの追加で商品力を高め、小型車市場で存在感を強める。

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ハイブリッドモデルを追加した新型「ソリオ」
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新型「ソリオバンディット」

 新しいHVシステムは、発電も可能な駆動用モーター「Motor Generator Unit(MGU)」と、伝達効率に優れたトランスミッションのオートギヤシフト(AGS)を組み合わせて独自開発した。

 マイルドHVは加速時に発電機とモーターでエンジン走行を補助する仕組みだったが、新開発のHVではモーター単独で走行できる「ストロングHV」を採用。クリープ走行時や時速約60キロ以下の一定速走行時にエンジンが自動停止し、電動走行となる。

 1リットル当たりの燃費性能はクラストップの32キロ。マイルドHVモデルより約15%向上させた。

 加速感のあるキビキビとした走りの「標準モード」と電動走行の頻度を高めた「エコモード」の2種類を設定。時速約60キロ以下の一定速走行時の電動走行は両モードで可能だが、エコモードでは発進時のクリープ走行や渋滞、駐車場などの低速走行でも電動走行のまま静かに移動できる。

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新型「ソリオ」(WEBカタログより)

 床下スペースの活用やシステムの軽量小型化により、ソリオ本来の広い車内空間を維持した。エクステリア、インテリアのデザインにはエコをイメージした専用アイテムを採用。ブルーメッキを施したフロントグリルや青色基調の専用デザインのメーターなどを取り入れた。

 販売目標はシリーズ合計で月3500台。車体カラーはソリオ8色、ソリオバンディット9色。価格はソリオ「HYBRID SX」が191万7000円(税込)、「HYBRID SZ」が206万2800円(同)、ソリオバンディット「HYBRID SV」が204万6600円(同)。

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新型「ソリオバンディット」(WEBカタログより)

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