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マツダ、「CX-5」改良で快適性深化年間販売40万台目指す(2/2 ページ)

マツダは主力スポーツタイプ多目的車(SUV)の新型「CX-5」を発表。初の全面改良で静粛性や操作性などを向上。2017年2月の発売に向けて、12月15日に予約受け付けを始めた。商品力とブランド力で需要を取り込み、グローバルで年間40万台の販売を目指す。

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「商品力訴求販売」を貫く

 CX-5は12年の発売以来、年々世界販売台数を伸ばし、マツダの基幹車種として成長をけん引してきた。16年3月期の販売台数は37万台と、マツダ全体の4分の1を占める。主要市場の米国、中国、欧州、日本などを中心に、新型車投入で販売台数増加に弾みをつけたい考えだ。

 特に、今期苦戦している米国市場ではSUVの新型車投入への期待は大きい。米国ではセダンなどの需要が縮小する一方、SUVやピックアップトラックの市場が拡大。CX-5のほか、「CX-3」や「CX-9」といった豊富なラインアップをそろえ、巻き返しを図る。

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新型「CX-5」の戦略を語った小飼社長

 国内でもSUV市場の競争は激しさを増している。14日にトヨタ自動車が新型車「C-HR」を発売したほか、国内外のメーカーが人気車種を展開している。

 マツダは初代CX-5や「アクセラ」などからの買い替え需要を喚起することに加え、新規顧客の獲得も課題だ。小飼社長は「『商品力訴求販売』で価値を理解してもらって購入につなげる方針は変わらない」と自信をのぞかせる。

 国内の販売目標は月2400台。先代モデルは発売直後の12、13年に月平均で3000台を超える台数を販売した。14、15年も2000台を超えている。小飼社長は「目標をはるかに超える台数を確実に達成したい」と意気込む。そのために、これまで高めてきた商品力とブランド力のより一層の浸透を目指す。

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