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踏み間違い事故は7割減 トヨタが安全支援システム調査:駐車場内の衝突事故減少
トヨタ自動車は、安全支援技術「インテリジェントクリアランスソナー(ICS)」の調査結果を発表。駐車場内におけるブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故、後退時の事故がICSによって減少した。
トヨタ自動車は12月26日、駐車場内で衝突事故被害を軽減する安全支援技術「インテリジェントクリアランスソナー(ICS)」の調査結果を発表した。駐車場内で発生した事故のデータを調査した結果、ICSの搭載によって、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故件数は約7割、後退時の事故件数は約4割減少したことが分かった。
「アルファード」「ヴェルファイア」「プリウス」の3車種約6万3000台分を契約する保険会社の事故データ約2500件を調査した。そのうちICS搭載車は約2万6000台で、搭載率は42%。2015年1月〜16年6月の18カ月間に駐車場内で発生した事故を対象とした。
ICS搭載車の踏み間違いによる事故発生率は約0.02%と、非搭載車と比べて約7割低くなった。後退時の事故は、ICS搭載車の事故発生率が約0.7%。非搭載車を約4割下回った。
ICSは、踏み間違いなどによる急発進時に、クリアランスソナーで障害物を認識して衝突被害を軽減するシステム。15年発売のアルファード、ヴェルファイア、プリウスからは改良したシステムを採用。ペダルの踏み間違いだけでなく、駐車場内の低速移動や車庫入れなど、ペダルの誤操作がない場合にも衝突回避や衝突被害軽減に貢献するという。
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